宮津町家(古民家) 017 上宮津(小田 関ヶ淵)地区
上宮津(小田 関ヶ淵)地区
宮津町家(古民家) 017
海岸集落の舟屋の次は山里の古民家を予告としてひとつ紹介します。
宮津市は三方が山に囲まれているので、細川は丹後を治める城を宮津に築いたのでしょう。
その宮津城があった横に流れる大手川を溯ると上宮津、その先が小田。
さらに山間部に入ると関ヶ淵という集落がある。
宮津市街地(旧城下)から周辺の古民家を調査していると、関ヶ淵にすごい古民家があると聴き訪ねた。
まるで山城のような石垣の上にあった。
大きい屋敷なので敷地がわかりません。
ぜひ詳細調査をしなければいけない古民家です。
なかなか1枚の写真で迫力が伝わりません。
所々の凄い屋敷・古民家が点在するので、マチナカと違い、
とんでもない道やクマ出没のカンバンやらの貴重な体験の調査でした。
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by tenkyo-sakujigumi
| 2012-09-11 16:05
| 宮津町家
宮津町家(舟屋) 016 大島地区
大島地区
宮津町家(舟屋) 016
宮津町家は旧城下以外にも点在し、さらに古民家等も紹介していきます。
その予告として今回は漁村集落で見つけた舟屋。
町家は基本的には戦前の建築を対象ですが、
伝統的な建築様式を継承しているもので、戦後の築造のものでも時には対象とします。
また、町家・古民家には建築学的な見地だけでなく、
生活学の視線からも大切ではと考えています。
宮津市は全国でも唯一かな、市が二つに分かれていて、天橋立がつないでいます。
ただ、車が通れないので、隣の与謝野町を通らなければならない。
そんな宮津市の天橋立より北でその端に位置する大島地区。
すぐ先は伊根。
しずかな浜に長閑な漁村の集落からすこし離れた大きな石の浜に建つ双子の舟屋。
“切妻妻入”、“総2階”、“1階船庫2階居”で伊根の舟屋と同系ですね。
今、日本全国の漁村にどれだけ美しい日本の漁村集落の風景が残っているでしょうか。
丹後・宮津には、幸いにも漁村集落がまだ多く点在しています。
いつまでもこの風景・集落を継続保存すべきではないでしょうか。
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by tenkyo-sakujigumi
| 2012-09-11 16:03
| 宮津町家
宮津町家 015 安智地区
宮津町家 015
建築時期は明治かな。
“切妻平入”、“厨子2階”、“大津壁の真壁”、“引込土間”、“前栽構え”、“ミセ(表)の間を半間通り下屋”の“宮津町家”。
KTR宮津駅とグンゼ工場との中間にある落ち着いた佇まいの町家。
しずかな住宅地に位置する住宅で空き家になっている。
大阪や東京では夢のまた夢、庭付き戸建て住宅。
ノマドやクリエーターには、大都会からアクセスがよく落ち着いた景勝地で仕事、
創作活動ができることが理想と思う。
そんな日々をこの宮津と妄想し、お金があれば手に入れたい宮津町家。
数年後にアクセスが良くなるので、買うなら今。
土地は100坪ほどある。
この物件は「みやづUIサポートセンター」に詳しく掲載されています。
http://www.city.miyazu.kyoto.jp/~ui-support/
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by tenkyo-sakujigumi
| 2012-09-11 15:49
| 宮津町家
宮津町家 014 新浜地区
新浜地区
宮津町家 014
宮津の賑わいの中心であった新浜地区。
今は人通りも少なく寂しさが漂う。
でも、それも乙ですけどね。
建築は明治以降かな。
“切妻平入”、“両袖壁”、“総2階”、“軒出桁造化粧仕上”、“総2階”の“宮津町家”。
元は煙草屋であった売家の宮津町家見世。初めて見た時、煙草販売台があり、いいなと思っていた。
されから数ヵ月後、煙草販売台だけがなくなっていた。
どこかに売られたのだ。
戦前の煙草販売カウンターの意匠は面白いものが多く、全国的に人気がある。
私も各地で見つけると必ず、写真を撮っている。
http://zoc1000.exblog.jp/11091150/
http://zoc1000.exblog.jp/11390177/
大切のまちなみ風景のアイテムを失った。
哀しいな。
この町家の再現するときには、どこかのまちから煙草販売カウンターを持ってこなければイケマセン。
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by tenkyo-sakujigumi
| 2012-09-11 15:46
| 宮津町家
宮津町家 013 小川地区
宮津町家 013
宮津の街中に、もう銭湯は1軒もなく、寂しいかぎり。
最後まで営業していた小川湯の向かいにあるこの町家。
建築は明治時代かな。
“切妻平入”、“厨子2階”、“ミセ(表)の間を半間通り下屋” の“宮津町家”の基本系。
この町家店舗はやめているようだが、また住んでいるのでしょうか。
外部からは判らない。
なんか懐かしいお店のようですね。
左側の出窓風はきっと回転焼なんかを売っていた様子。
子供の頃、焼いているのを見るのが楽しみだった。
この界隈は、銭湯中心に商店が軒を並べ、屋台も並ぶほど賑わっていて、近くには映画館もあったと聞く。
今はその面影もわずかで、この店に気配を感じる程度。
すこし、手入れすればこの町家も店として再生できますよ。
小川湯が再開、この店でまた回転焼の販売が復活すれば、宮津のまちなかが楽しくなる。
そんな懐かしい未来のために、大切なポイントになるので、調査保存の最重要候補でしょうか。それには、地元の方々から宮津暮らし、町家生活の聞き取り調査からですね。
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by tenkyo-sakujigumi
| 2012-09-11 15:43
| 宮津町家
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by tenkyo-sakujigumi
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